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174  江東調教師虞翻伝   sage  Date:2008/03/17(月) 21:15:26

会稽城の太守王朗は日に日に勢力を伸ばす孫策軍に
いかに抗していくべきかということで頭を悩ませていた。
「王朗さま、孫策には勝てません。降伏、それがいやならば逃亡するしかないですぞ」
「しかし虞翻よ。わしは皇帝より任されたこの会稽の地を守らねばならんのじゃ」
「なにを言っておられるのですか。あなたに戦の才はございません。
 孫策に勝てるなどと思っておられるのなら直ちにその考えを改めてください」
「なにをいうか!こわっぱにわしが負けるとそなたは考えているのか!」
「勝てるわけねえだろ。この無能太守!」
「きさまっ、太守に向かってその暴言!わし直々に罰してくれるわ!
 おぬしらは孫策との戦の準備じゃ。これにて解散!」」
王朗は懲罰室に虞翻を連れて行った。
扉を閉めて部屋で二人きりになってから
しばらくして中から杖でたたく音が聞こえてきた。
居並ぶ諸官はやはりこうなったかという顔をして戦の準備に向かった。
日頃、己の才を鼻にかけ、傲慢な振る舞いの多かった虞翻であったから
こうなることは皆の予想のするところであった。
 
「主人に口答えするなどきさまに許されると思っているのか」
「はぁぁっ申し訳ありません。ご主人様」
部屋の中で懲罰が行われていた。ただし、王朗が責められる側として。
「きさま、わしのしもべの身分で。こうしてくれるわ!」
「はぁはぁっ、そんなご主人様、私は皆の前では太守です」
「その太守さまがこんな趣味を持っていると知ったら皆は逃げ出すであろうな」
というなり虞翻は王朗の服を剥ぎ取った。
王朗は寸分のゆるみもない見事な亀甲縛りで縛られていた。
「そんな!このように縛ったのはご主人様ではないですか」
「縛ってほしいと言ったのはどこの誰だったっけ?」
言いながら虞翻は王朗のしりに入れられているこけしを蹴りつけた。
「アッー!」
日常とは違う主従関係であった。


175  江東調教師虞翻伝   sage  Date:2008/03/17(月) 21:16:09

この王朗、最初からこうだったわけではない。
会稽の太守として派遣されたときに地元で評判がよいという虞翻を採用したのだが
この虞翻、生粋のサド。さらに調教の腕もかなりのものであった。
地元での評判も虞翻が調教したしもべたちに広めさせたものであった。
最初は抵抗した王朗であったがもうこの頃にはすでにマゾとして調教されつくしていた。

「さて、わしは逃げるぞ。そして孫策に仕える。今度はあの若造に被虐の喜びを教えてやる」
「そんなご主人様、見捨てないで。あなたにこんなに尽くしているのに。あぅうっ!もっと叩いて」」
「うるさい。さあっ縄を解いてやる。」
「はぁぁぁっご主人さまぁぁっっ。孫策軍の迫っている窮地にこのまま放置だなんて、すごいぃぃっ!?」
王朗は被虐の喜びが頂点に達したのか失神してしまった。
「お前もどこへでも好きなところに行くが良い」
虞翻はこれからの自分になぞらえてか王朗の縛めを解いてその場から去っていった。

その後、王朗は曹操に仕え、そこでもSっ気満載の曹丕に見込まれ、
曹丕が皇帝についたときには司空に任じられた。
しかし、その後の対蜀戦で諸葛孔明に送られてきた罵倒の手紙に
かつてないほどMっ気を刺激されて昇天してしまうのであった。

さてその後の虞翻はどうなったかというとそれはまた別のお話

おしまい