528 名前:魏武將見匈奴使(上)[] 投稿日:2007/10/21(日) 13:14:06
初めて書きました。ほんのおつまみ代わりにどうぞ。
曹操が匈奴の使者に会ったというお話。

文官「匈奴の使者が拝謁したいと参っております」
曹操「うむ、会おう」
某文官「なりません、匈奴のような蛮族のやからには威光を示す必要があります。
恐れながらわが君では…」
曹操「わしが背が低くみすぼらしいと申すのか!!」
某文官「いえ、そのような。ただ大国の威光を示すには君主の持ち物も
それに相応しいものでなくてはなりません。竿は隆々としており長大で、
その色艶、固さ、香気において秀でていなくてはなりません。
真に申し上げにくいことながら、わが君のものは……ねぇ??」
ちらっと曹操の股座のあたりを見て目をそらし、頷く一同。

曹操「申し上げにくいとかいいながら、はっきり言ってるじゃないか。
ではどうせよと言うのか?」
某文官「は、代役を立てることをお勧めいたします。幸い崔季珪は粗チンとは程遠い、
素晴らしい竿の持ち主。この崔季珪を代役に立てるのです」



529 名前:魏武將見匈奴使(下)[] 投稿日:2007/10/21(日) 13:14:57
こうして崔季珪を曹操として身代わりにし、曹操自身はその脇に兵士として立った。
拝謁した使者は、崔季珪の二尺半はあろうかという見事に反り返った竿を見て言った。
使者「魏公のご高名は遠くわが国にまで知れ渡っております。
光り輝くような桃尻と、あるかなしかのほのかな竿。」
曹操(あるかなしかの竿……そんなことが全土に広まってるワシって…)

使者「ところがこの方の竿は威厳のある巨木といえるものです。この方は魏公ではありません。
本当の魏公はこの方です!!!」
曹操「げぇええっ」
使者「この爪楊枝のような竿こそ魏公の証!!!
という訳で、いっただっきまーす!!」
曹操「ギャァァァァッ!?裂ける、裂けるぅっ!?」
使者「ウホッ!わが国からの貢物として、ぬかずの三発をささげさせて頂く!!」
曹操「抜いて、頼むからぬいてぇ〜!」
使者「ウホッウホッウホッ!!!!爪楊枝が手にささるぞ!!」
曹操「爪楊枝っていわないでぇーさすらないでぇー!!!」

一同「やっぱばれたか」