441 名前:無名武将@お腹せっぷく[sage] 投稿日:2007/08/22(水) 21:33:38
劉表の薫り 
劉表は後漢末には珍しい全くのノーマル男だった。
その上若き日の彼は学問一筋のガリ勉で、ロクに人付き合いすらしなかった。
その為か衆道に関して生涯これを嗜まなかったという。
だが衆道好きな連中の間で劉表を知らない奴は居なかった。
奴の体臭はとても堪らねえ!と。
何故か劉表の体臭は衆道好きとって何か狂わせる要素があったらしい。
後にそれを知った劉表はこれを嫌い、香木の多い南方に移るのを願い出て
荊州牧に任じられると喜んで向かい毎日の様に香を薫き、香木の部屋に住み込み学者が住みよい様に戦を避け続けた。
だが、彼のいい匂い嗅ぎたさに全国から衆道好きな学者ら
特に司馬徽を始めとする水鏡塾、後に変態軍師と知られる諸葛亮など錚々たる男色バカが集まった。
だが劉表は彼等を無視して登用しなかった。男色家だったからである。
遂に掘る事も掘られる事も無く生涯を終えた劉表だが、死後己の体臭が男を狂わせるのを恐れ
自らの棺をも香木で作らせた。
後にその墓は暴かれたが、その体臭は香木の棺でも防ぎ切れず
匂いの漂った周囲三里の地は衆道が横行したという。