135 名前: 無名武将@お腹せっぷく [sage] 投稿日: 2007/06/16(土) 01:29:11

>133
コテハンにはしてないけど、いくつもネタを書いてるんだが…。こんなんで、どうだい?

水鏡兄貴

(1)
ある白羽扇野郎が司馬徽(号:水鏡。以下、水鏡と表記)の兄貴にこう尋ねた。
野郎「水鏡兄貴ィ。どうすれば、名士になれやすかぃ?」
兄貴は言われた。
水鏡「名士と言ゃあ六経【詩経・書経・易経・春秋・礼記・楽経】に決まってんだろうがよ」
野郎「そんなもんはみんな、四つん這いの頃から学んでやした」
兄貴は言われた。
水鏡「てめェはまだ六経を極めてないぜ。てめぇの学で、野郎の竿を濡らしてみやがれってんだよ」
野郎「分かりやした」

野郎は陵中に引き篭もると、「梁父吟(※1)」を歌い暮らした。

 ※1 梁父吟(りょウホッ!ぎん)
  時は春秋時代。配下の雄野郎の猛烈な性欲に怯える日々を過ごしていた斉国の君主・景公は、
  宰相・晏嬰(アッー!んえい)に相談した。
  晏嬰は、その中でも特に勇猛な三人の雄野郎に二つの桃尻を供した。彼らは、桃尻を争った
  末に、みな自害して果てたという。

しばらくすると、近隣の雄野郎は、その淫靡な調べに興奮し、ことごとく竿先を濡らした。

136 名前: 無名武将@お腹せっぷく [sage] 投稿日: 2007/06/16(土) 01:30:59

(2)
野郎「水鏡兄貴ィ。俺の歌で、野郎の竿を濡らしてみせやしたぜ」
兄貴は言われた。
水鏡「なかなかやるじゃねぇか。だが、まだ足んねぇな。世の中に、てめぇのナニをおっぴろげて
   みやがれってんだよ」
野郎「分かりやした」

野郎は再び陵中に引き篭もると、「俺はいにしえの管仲(※2)・楽毅(※3)にも優る大器だぜ」
と吹聴した。

 ※2 管仲(かアッー!んちゅウッ!)
  時は春秋時代。斉の襄公が近親相姦プレイに耽った末に従兄弟の無知に弑された後、公子小白と
  糾の争いになった際、糾の家臣であった管仲は小白を狙撃した。
  小白が勝利したため、本来であれば管仲は殺されて然るべきところであったが、小白は管仲を宰
  相に任じ、重く用いた。そう、小白は、生粋のMだったのである。ドSの管仲とは絶妙のコンビ
  であり、二人の活躍により、斉は中華の覇権を得た。
  最晩年、内紛の末に放置プレイにあうと、小白は、歓喜のあまり薨じたという。
 ※3 楽毅(がアッー!き)
  燕の名将。蹂躙プレイの雪辱に燃える昭王の命をうけ、五ヶ国連合軍を組織し、斉に輪姦プレイ
  を仕掛けた。二城を残したあたり、焦らしプレイにも長けていたようである。

しばらくすると、陵中の白羽扇野郎は名士であるという評判が立ち始めた。

137 名前: 無名武将@お腹せっぷく [sage] 投稿日: 2007/06/16(土) 01:31:57

(3)
野郎「水鏡兄貴ィ。俺の大器っぷりが知られるようになりやしたぜ」
兄貴は言われた。
水鏡「もう一息だな。あとは、天下に知られる雄野郎が来るのを待つばかりだ」

ほどなく、耳デカ腕長の雄野郎が、赤顔美髭の雄野郎とギョロ目虎髭の雄野郎を従えて、陵中を尋ねて
来やがったんだ。
もちろん、一回ではやらせてやらねぇ。焦らせて焦らせて、三回目でようやく股を開いたってぇことだ。
この雄野郎、見た目はグロいが、ナニは逸品だった。白羽扇野郎はもうメロメロになった。

―それから二十数年の時が流れた。身の丈八尺という堂々たる体躯を誇る白羽扇野郎にも、死の刻が刻々
と迫っていた。
苦しい息の中、野郎は呟いた。
野郎「水鏡兄貴ィ。俺は、名士になれやしたかい?」
兄貴は言われた。
水鏡「あぁ、なったさ。千載の後までも語られるほどのな」