771 名前: 無名武将@お腹せっぷく [sage] 投稿日: 2007/05/04(金) 21:31:32

「董承〜その愛」 第三話 全裸待機

斯くして男の尻の下に集いし十七群雄は家格も高く名望も遜色ない袁紹を盟主に戴き
結盟の儀式を行うべく整列した。
袁紹「さて孔融殿、典儀に明るい貴殿にお伺いしたいのだが
斯様な起義結盟の儀式は如何に」
孔融「されば天地主師親を仰ぎ三牲を屠りて起義の誓いを昭告致して後、牛耳より血を採り
互いに是を啜り合うを以て規模と致す。
が、この起義は只の起義には非ず。上は聖朝を輔け下は悪政に喘ぐ民草を済う大義の戦。
斯様な起義に牛血などでは生温し。
されば袁渤海公、此処はお互いの精血を交わして結盟の誓いと致すべし」
袁紹(ニヤリ)「流石は孔北海公、よくぞ今度の戦の意義を踏まえておいでじゃ。
皆様方、宜しいか?」
その場にいた諸侯は我が意を得たりと頷く。
しかしこれは端から打ち合せ済みのお芝居に過ぎない。
実は袁紹は密かに曹操以外の全員に話を付け
起義の儀式=曹操の尻を全員で楽しもう!
という事なのだった。
一人知らぬ曹操はお互いの血を啜って誓うとは、皆やる気に満ちていると
勝手に解釈して感心し、どの様な布陣と戦略を用いるべきか思いを巡らしていた。
そんな諸侯の会議を余所に兵士の中で腐っている三人組がいた。言わずと知れた劉備三兄弟である。
張飛「なぁ兄者、公孫サン殿は今頃楽しんでるんかなぁ」
関羽「上の事はワシらの知った事ではない。ワシらは帝をお救い申す為参陣しておるのだ。
それにな、戦場に出ればいくらでもお前の股蛇矛の納まり処はあろうさ」
張飛「へへっ、そりゃ言わねえ約束だぜ
にしても劉大兄はなんだろな、黙ってふて腐れでんだから」
そう何故か劉備は口をきかず黙りを決め込んでいた。
劉備は真面目に国の事を憂いつつも、戦に出ればまた嬉々として尻を掘ってしまうのだろうと
業深き己の浅ましさといきり立つ股竿を持て余し煩悶していたのだ。

773 名前: 董承続き [sage] 投稿日: 2007/05/04(金) 22:53:54

天地を祀り終った諸侯らは各々の指から血を採り杯に集め、互いにこれを舐めた。
曹操「さて是にて盟約は成り申した。早速ながら宴をしつつこれよりの戦略を…」
陶謙「いや、まだ盟約の作法は途中でごさる」
曹操「何と、これはしたり。ちゃんと今儀式は」
馬騰「いやいや途中にごさる。精の取り交わしが済んで居らぬぞ曹孟徳殿」 
といきなり馬騰は裾を捲り上げ下半身を丸出しにした。
他の諸侯らも一斉に下半身丸出しになる。
袁術「さあ曹操殿、貴殿も尻を出しなされ」

曹操「(さてはこいつら…)あ、あーっ、痛、痛たたたっ!」
袁紹「む、どうした孟徳?」
曹操「は、腹が、腹に差し込みが…痛い、痛いーっ!
も、漏れそうじゃっ」
と曹操は小走りで儀式の場から離れ去った。

孔抽「ほら言わんこっちゃない。ツンデレなんだから強引な手はダメって」
孫堅「ここはだな、男の魅力でだな…」
韓馥「そればかりとは」
劉岱「だーかーらー、もっとムードを考えてしようでないかと言ったでないかー!」
侃々諤々の協議の末、曹操が気を許した時に犯ろうと決し、抜け駆け厳禁と全員一致で約束した。
袁紹「では盟約の為、改めて」
孔融「では各々方、股竿を隣の方の尻穴に納めまぐわいましょうぞ」
全員「ふんっ!ふんふんっ!!」
仕方なく十七諸侯らは各々の尻を掘り合って、醒め遣らぬ欲望を鎮め合うのだった。

その頃、董承はといえば

775 名前: 董承続き [sage] 投稿日: 2007/05/04(金) 23:34:53

王子服「おーい、董承ー、みっともないから止めてくれんか?」
董承「我が宿願、何としても成就させねばならぬ。
何の此れしき、苦行の内にも入らんさ(ブランブラン)」
王子服「い、いやそうでなくてだな」
董承「体の調子を案じてくれてるのか…すまんな。だが至って健康だ(ブランブラン)」
王子服「お前の健康なぞどうでもよい!その格好、どうにかならんのか!(怒)」
董承「何を言うか!大願成就祈願の為の全裸をそんな風に言うな!(ブラン!)
第一お前も風呂や便所に入る時は全裸になるだろ!?(ブランブラン)」
(註・当時の風俗では実際に便所に入る度に全裸になり、衣を更えたという)
王子服「なら聞くがここは風呂か?それか便所か!?
私の目が可笑しくなければ此処は都の往来のど真ん中だ!」
董承「俺は全裸である事に何の羞恥も思わぬ。
天地即ち我が衣なり!(ブランブラン)」
王子服「もういい加減にしろ、私は知らん!」
そう董承は曹操上京祈願の為に全裸で過ごしていたのだ。いつでもどこでも。
「あー、そこの君・君!素裸で何しておるんだね。物取りに遭ったのか?」
と北部尉の一人が声を掛けてきた。
王子服「い、いや、その…」
董承「別に物取りになど遭っては居らぬ。好きで全裸である。出勤途中じゃ」
北部尉「何!?面妖な輩よ、詰所まで来い!」

778 名前: 董承続き [sage] 投稿日: 2007/05/05(土) 00:16:34

董承「すまんが後だ。役所なのでな。」
北部尉「何を言うか!全裸で行く者が居る訳無いわい。さっさと来い」
董承「そうか、判った。だが恥ずかしがる事はないぞ(ブラン、ビンッ!!!)」
王子服「(あ、不味いなこりゃ。逃げよ)」
北部尉「何訳の解らん事を…」
董承「全裸のワシをこうもしつこく部屋に連れ込もうとするは、ワシと同裘したいのであろう!?(ビンビンビンッ)」
流石に北部尉も事態に気が付いたと見えて、少し身を退き腰の剣に手を掛けた。北部尉「貴様、何者か!」
と言ったがもう姿は目の前に董承は居ない。
周囲を見回すが姿はないと思った時、妙に下の方がスースーする。
北部尉「ど、どこに行った…はうっ?」
董承「ちゅぽん、ちゅぱっちゅぱっ、もごもご」
北部尉「は、はうー、や、やめ、止めて下され〜
か、斯様な往来で、は、恥ずかしい…」
董承「ちゅぱっ、斯様な往来のど真ん中で、ちゅぽん、某を、むにゅ、誘うから、ぺろん、いかんのですぞ、もご」
北部尉「い、いや、そんな、積もりは、ああっアッー!」

―――――
董承「某、貴殿が声を掛けてきた折、求めておいでであるのを感じましたぞ」
北部尉「じ、実は貴殿の堂々としたお姿に、つい」
董承「では」
北部尉「しかし此処では」
董承「今まで散々してきて何を恥じ入られる。さあ!」

往来のど真ん中でおっ始めた二人を余所に、王子服はというとほったらかしにしてさっさと遠くに逃げていた。