528 名前: 無名武将@お腹せっぷく [sage] 投稿日: 2007/03/19(月) 20:06:18

夏侯惇と曹操
従兄弟同士であった夏侯惇と曹操は幼い頃から、遊び友達であり実の兄弟の如き付き合いであった。
ある日遊び疲れた惇は曹操の家に泊まらせてもらい、一緒のベッドで寝ることになった。
子供である、寝る暇が有れば話がしたいとばかりに夜更けまで二人は話し込んだ。
夏侯惇は話する内にちょっと曹操の顔から視線を外し、たまたま寝転がる曹操の尻の辺りを見遣った。
ドクンッ
惇「(な、何だろ?この気持ち…)」
未だ断袖の趣味など知らぬ夏侯惇には、曹操の尻を見た時の感情を理解する事など出来なかった。

そして後、十四歳で男色を知り早速自分の師を愚弄した男を掘り取った夏侯惇、
それでも従兄弟を掘る気にはまだならなかった。
しかし董卓討伐の挙兵に付き合った時、決定的な夜を迎えることになる。
徐栄を掘り取り興奮醒め遣らぬ夏侯惇、いつもの如く曹操と同じ幕舎で寝た。
すでに掘られ者として名を知られていた曹操だったが、一緒に寝ても掘らない惇には気を許していた。

529 名前: 無名武将@お腹せっぷく [sage] 投稿日: 2007/03/19(月) 20:34:25

だが今日は大敵を掘り取ったと興奮したままの夏侯惇、曹操を見た途端
惇「うほっ!孟徳、お前の尻うまそうじゃないか!」
曹操「ま、まさか元譲、お前もか〜!」
惇「いっただきまーーーす!」
曹操「や、やめんか元譲!」
惇「どーせお前所領なんか無いんだから恩賞出せないだろ?
恩賞代わりに尻くれや!」
曹操「ぎゃああああああっ!し、尻が裂けるぅ!?」
爾来、夏侯惇は恩賞は無くとも尻さえくれたらよい、
とどんなに曹操が窮地に到ろうと裏切る事無く、曹操に付き従った。
曹操は曹操で何も恩賞が無くとも従いてくる夏侯惇の存在は貴重であったし、
今更従兄弟を急に突き放すのは、夏侯一族の離反を招くと考え辛抱する事にした。
しかしそんな曹操の気持ちを知ってか知らずか、戦場に同行すれば必ず夏侯惇はベッドに潜り込み
惇「ふんっ!ふんふんっ!」
曹操「ぎゃああああああっ!し、尻が裂けるぅ!?」

530 名前: 無名武将@お腹せっぷく [sage] 投稿日: 2007/03/19(月) 21:03:37

対呂布戦で左目を潰された時
惇「孟徳〜、痛い、痛いー!左目が疼くー!」
曹操「い、痛い、痛いーっ!お前こそ竿をワシの尻に突き入れるなぁ!」

曹操が魏公に陞った日
惇「孟徳、よかったよかったなあ。
あの頃の悪垂れが今は魏公じゃないかぁ」
曹操「…喜んでくれるのなら、腰動かさないでぇ!?」

曹操が還暦を過ぎてからも
惇「孟徳ー、もう還暦を過ぎたんだから無理するな」
曹操「そーいうお前も控えろよ!」
惇「何を言う、お前動かなくていいんだから構わんでないか。
お前は動かなくて楽で良い。ワシは動いて気持ち善い。
いーじゃないか」
曹操「その理屈、根本的に間違ってると思わんのかアッー!!」

そして曹操が没した翌年、夏侯惇は後を追うかの様に世を去った。
二人の関係をよく知る賈クはしみじみと
「忠侯(夏侯惇の諡)は先帝(の尻)に焦がれて亡くなられたのでしょう」
と周囲に語ったという。