505 名前: 無名武将@お腹せっぷく [sage] 投稿日: 2007/03/12(月) 23:21:46

十面埋伏の計

曹操は官渡の戦いで勝利を収めたものの袁紹軍にはまだ力が残っており、
倉亭で両軍は再びぶつかることとなった。
「袁紹め。奴にまだこんな戦力が残っていたとは。何か良い策はないか」
程イクが進み出て言った。
「わが君、袁紹軍に対する良い策がございます。
 袁紹軍を誘い込みそののちわが軍の名だたる将軍達が伏兵として
 奴らを攻撃するのです。10隊ほどいれば十分でしょう」
「しかし、いくら袁紹軍といえども一度二度ならともかく
 10隊もの伏兵に引っかかるだろうか」
「ご安心を。わが軍には奴らが罠とわかっても
 引っかからざるを得ないような囮がございます」
程イクの目が妖しく光った。
    
「やめてくれぇぇっ!こんなのいやじゃぁぁっ!!」
「なにを言うのですか。これも戦に勝つためです」
程イクは袁紹軍を誘うために曹操を裸にし、
その美尻が遠くからでも良く見えるように馬にくくりつけたのであった。
「わが君の尻を見れば袁紹軍はたとえ罠だとわかっても
 尻を追いかけるでしょう。さあ、その尻を戦場に散らしてこい!」
曹操をくくりつけた馬が程イクの一刺しで駆け出した。
「むっあれは!うほっ曹操の尻じゃ。追撃せよ」
尻を見つけた袁紹軍は曹操めがけていっせいに群がり始めた。
「ひぃぃっ!追いつかれる」
袁紹軍の先鋒が曹操を捕まえようとしていた。

506 名前: 無名武将@お腹せっぷく [sage] 投稿日: 2007/03/12(月) 23:22:24

ジャーン!ジャーン!ジャーン!
「げぇっ!夏侯惇!」
「孟徳。今助けるぞ。ふんふんっ!」
「ぎゃあぁぁっ!さ、裂けるぅぅっ!退け。全軍退却だ」
しかし、曹操の尻はその魅惑的な形で誘惑してくる。
「い、いや、退くな。曹操の尻を追え!」
ジャーン!ジャーン!ジャーン!「げぇっ!曹洪!」
以後、張遼、張コウ、李典、徐晃、楽進、于禁と伏兵が続いた。
そのたびに袁紹軍は掘られまくったが曹操の尻の魅力には抗いがたく、
ひたすら追撃を続けていた。そして
「捕まえた。これが曹操の尻。ふんふんっ!」
「ぎゃっ、さ、裂けるぅっ!抜いてくれぇぇっ!」
「わが君、夏侯淵が参りましたぞ。ふんふんっ!」
「ぎゃあ、前だけではなく後ろからも。でも新しい快感だ。ふんふんっ!」
「ちょ、ちょっと夏侯淵。動かないで、頼むから。動きが二倍になっちゃう」
「なんの。わが君、夏侯淵は激しく動きますぞ。ふんっふんふんっ!」
このあと曹操の尻は挿されながらも敵を誘い続けた。
そして最後に高覧軍が掘ったあと袁紹軍は壊滅的な打撃を受けていた。
「やっと終わった。もうこんなことはいやじゃ」
戦いが終わり、曹操はほっと一息をついていた。
だが、そこへ程イクが現れ、
「わが君、私の策見事だったでしょう。では褒美をください。ふんふんっ!」
「ぎゃあぁぁっ!」
曹操は幼馴染だった袁紹と争わねばこんなことにならなかったのにと
程イクに掘られながら後悔したのだった。

終わり