490 名前: 無名武将@お腹せっぷく [sage] 投稿日: 2007/03/11(日) 21:52:16

こちらもネタ出しますか。
蜀漢その後
洛陽に護送された劉禅一行は、亡国の主と臣としてそれなりの扱いを受けつつ日々を過ごしていた。
ある日、司馬昭は彼らを招き盛大な宴を開いた。
昭「さて皆様方、何かと無聊で御座りましょう、
本日は少し趣向を凝らしております故お楽しみあれ。」
訝しむ劉禅たちを余所に司馬昭は手を打った。
すると背後から楽器を持った女たちが現われ、ある曲を奏で始めた。
その曲は蜀漢の宮廷で事有る毎に流れた忘れもせぬ曲だった。
郤正以下遺臣たちはその曲を聴いた途端に号泣し始めたが
劉禅はといえばオドオドキョドキョドと怯え始めた。
昭「ん、如何された安楽公。さぞかし蜀の事を懐かしみお淋しかろう、とこの曲を選んだのですが…」
禅「し、蜀など思い出さぬ、思い出したくない!
今、この洛陽の生活の方がいい!」
昭「左様ですか(是はしたり。所詮斯様な皇帝を戴いた国では保つ筈も無いか。
しかしこの怯え様、尋常ではない)」
郤正「何と、何という事を陛下!
この曲を聴いて国を、いやアレを思い出さぬとは。
これでは皆がガッカリしてしまうではありませぬか!」
昭「(ガッカリ?い、一体どういう意味だアレって!?)」 


491 名前: 490続き [sage] 投稿日: 2007/03/11(日) 21:58:16

禅「い、嫌じゃああああ!
朕、いやワシはもう皇帝じゃない!何で此処まできてアレせにゃならんのじゃあ!」
郤正「陛下、陛下は陛下以外の何者でもありませぬぞ。
陛下しかアレをお持ちでは居られませぬ、さあ我等にアレを!」
昭「(一体、何なんだアレって!?)」
禅「い、嫌じゃああああ!ぜえったい嫌じゃああああ!!!!」
郤正「問答無用、壺尻賜りまするっ!ふんっ!!」
禅「ぎゃああああっ!し、尻が裂けるぅ!?」
楊戯「待てぃ郤正、陛下は、ワシらの陛下の壺尻はお主だけのではないわ!ふんっ!!」
禅「に、二輪刺しは止めてぇえ!」
昭「(あわわ、こ、これは何としたこと!ワシが掘られては適わぬ。逃げよう!)」
司馬昭邸は濃厚な雄の香に包まれ、主人の司馬昭は慌てて逃げ出した。
哀れ、邸内に残った男は全て蜀の遺臣たちの餌食となった。

後に司馬昭は郤正から、あの曲は諸葛亮が作った
皇帝が臣下に無礼講で尻を振舞う合図の曲で、蜀漢の官人はあの曲を聴いたら
遠慮無く皇帝に襲い掛かるのだ、とその理由を聞いた。
司馬昭は蜀漢は滅ぶべくして滅んだのだと悟り、改めて劉禅に同情するのだった。
姦。