267 無名武将@お腹せっぷく mail:sage date:2007/01/22(月) 14:02:45

陶謙の最期

193年、曹操の父、曹嵩が曹操の下に身を寄せるため、陶謙の領内を通行した。
このとき陶謙は曹操と親交を深めるためのいい機会だと思い、曹嵩に自身の兵を向かわせ護衛をさせた。
しかし名尻と名高い曹操の父である曹嵩もなかなかの尻を持っていたことは周知の事実。
尻に目がくらんだ陶謙配下の張闓一行は曹嵩、その他一族を全員掘り殺してしまった。
やっと親孝行が出来ると思っていた矢先のこの出来事に、曹操は激怒して徐州に攻め入った。
このとき曹操軍は徐州の民、主に男を無差別に掘った。
ついに進退窮まったそのとき、呂布・陳宮らが叛意を翻し曹操の領内を脅かしたきたため陶謙の命は助かった。
だがその時の心労のためか、翌年ついに陶謙は死の淵に…。

   268 無名武将@お腹せっぷく mail:sage date:2007/01/22(月) 14:03:18

「劉備殿……頼みます」
自分の息子たちの不出来であるがゆえに、陶謙は徐州を劉備に託そうと何度も頭を下げる。
しかし当の劉備はそれに対して色よい返事をすることはなかった。
「たかが客将の分際で……」
受けた恩をあだで返すような真似だけはしたくない。
だが日に日に弱っていく陶謙の姿を見て劉備もさすがに気の毒になってきた。
「劉備殿、頼みまする。愚息たちにこの徐州を任せることは出来ませぬ。しかし劉備殿ならば……」
仰向けになり寝そべっている陶謙の震える手。
劉備はこの老人が不憫に思えてならない。
(このまま逝かせるくらいならば、いっそ形だけでも安心させてあげるのがせめてもの恩返しなのかもしれぬ)
ついに劉備は決心し、
「わかりました。この私に出来ることは限られていますが、尽力させていただきましょう」
と返事した。
その言葉をきいた陶謙は穏やかな笑みを浮かべ、涙を流しながら起き上がる。
「そうですか……やっと、やっと劉備殿の尻がいただけるのですね!!」
先程までの弱った陶謙は何処へいったのか、体中に気が満ち溢れたかのように陶謙の顔は晴れやかだ。
「ふんっ!ふんっ!どれだけこの日を待ったことか!」
困惑する劉備を構わずに準備体操を始める陶謙。

   269 無名武将@お腹せっぷく mail:sage date:2007/01/22(月) 14:03:51

「と、陶謙殿……?いったいどういう…?」
「そうか、劉備殿は知らなかったのか。この徐州の掟でな……新たに州牧となる男は前任の男から精を分けてもらわねばならぬのだ!」
言うや否や、陶謙は着衣を取っていく。
「そ、そんな……ひぃ!?」
これが60を超える男の腕だろうか。
陶謙は劉備の身体を後ろから抱きしめ、逃げられないようにしっかりと押さえる。
「ふふふ、劉備殿。中山靖王劉勝の流れを持つ皇族の尻は一体どういうものなのかのう……ふんっ!」
「ぎゃあぁあぁっ!?ふ、服の上から!?」
興奮した陶謙は、劉備の着衣の上から竿を突っ込む。
「むほほ、布がこすれてこれもなかなかよいではないか!」
尻の感触以外に先端に触れる少し痛いくらいの刺激が陶謙を存分に酔わせる。
「ちょ、と、陶謙殿!!痛い、ぎゃあああ!!!!!!」
「おほっさすがは劉備殿だ。なかなかの締め付け…しかし、これは」
物足りないな、と陶謙は思った。
豪傑と名高い関羽、張飛を義弟に従えるほどの男がこんなものなのだろうか。
桃園での一件は有名であるが、やはり噂というものは多少脚色されて広まるものなのだろう。
「はあ、劉備殿、そろそろいきますぞ…」
なんだかがっかりした陶謙は一気にやる気をなくし、己の動きに没頭する。

   270 無名武将@お腹せっぷく mail:sage date:2007/01/22(月) 14:04:53

一方、劉備はというと…。
(な、なんで私ばかりこんな目に遭わなければならないのだ……)
もう死にかけの老人にまで掘られる自分自身を呪っていた。
体力的には自分の方が勝っているのに組み敷かれて蹂躙されるこの屈辱。
劉備はこのまま死んでしまおうかとまで思いつめていた。
陶謙はそんな劉備の心中を知るはずもなく、
「あー、劉備殿?そろそろいきますぞ、ふんっ!ふんふんっ!」
とさらに動きを早める。
「ひ、ひぃぃ!?切れてる、切れてるってー!!」
尻が度重なる摩擦で擦り切れ、血を流しているのが分かる。
「陶謙殿!もう勘弁してくだされ!」
「劉備殿、この程度で音を上げるとは失望しましたぞ!フンフンッ!」
「あひぃん!」
(悪夢だ……)
劉備は、この現実を受け止めることが出来ず、目を閉じて心を閉ざす。
早く終わることだけを願って…。
そのとき、劉備の脳内にある声が響く。
(力が欲しいか…)
前に聞いたことがある声。
(力が欲しいのなら)
劉備は朦朧とする意識の中それに答える。
(くれてやる!)
「ああああああ!!!!!!」
「のわっ!?なんじゃ!?」
人形のようにがっくりとうなだれ、声を上げることもなくただ身を任せていた劉備が突然雄叫びを上げたため、陶謙は驚いた。

   271 無名武将@お腹せっぷく mail:sage date:2007/01/22(月) 14:05:29

「あー、びっくりした。劉備殿、いきなり驚かさないで……」
ふと目を下にやると、劉備の姿がどこにもない。
「き、消え……」
目を離したのはほんの刹那。
だがその一瞬で劉備はどこかに消えてしまった。
「…てない?ウソ!?」
背後に目をやると、いつの間にか劉備が自分の尻に竿を当てているではないか。
「ほう、攻守交替というわけか。だが劉備殿…ワシを満足させることが貴殿には……アッー!」
たった一度の突きで陶謙は絶頂を迎えた。
全身に電撃が走るような衝撃を受けたのだ。
(な、なんだこの肉棒は……今まで味わったことがない感触だ!)
60年生きてきたことから多少は陶謙も尻には自信を持っていた。
しかしこうも簡単にいかされてしまうとは。
「ふははは!陶謙殿!だらしがないですぞ。夜はまだまだこれからフンフン!」
「うっ、ぐっ!」
続いてやってきたのは苦痛。
信じられないことに、劉備の竿は人間ではありえないほどの熱を持っていた。
焼鏝のようなものが己の中を行きかう刺激。
陶謙は苦痛に顔を歪ませながらも、何とか耐える。
「ほほう、なかなかの尻ですね。だがこれでも耐えられますかな?」
そう言って劉備は陶謙の竿を高速でしごきはじめる。

   272 無名武将@お腹せっぷく mail:sage date:2007/01/22(月) 14:06:05

「んふぅ!や、やめてくだされ劉備殿ぉ!!」
「そうれ!そうれ!」
「ぎゃあああ!!犯されてるアタシ――ッ!!」
思わず口調がオカマっぽくなってしまうほど劉備の肉棒は素晴らしかった。
「そろそろ…いきますぞフンッ!」
「ひいぃぃぃ!!入ってくるぅ!」
そして今までのしきたりとは逆に、新任が前任の州牧に精を注ぐ形となった。
「ふははは!徐州刺史など恐れるに足らず!」
嘲笑をあびせられているのに、なぜか陶謙は幸せそうだった。

翌日。
昨日の無理な運動がたたったのかついに陶謙にお迎えが来たようだ。
「劉備殿……あとは頼みますぞ……イテテ」
最後の最後まで尻を押さえながら、陶謙は逝った。
劉備は陶謙の死に涙を流しながらも決意した。
これからこの徐州を守っていこうと。
「関羽、張飛……これから忙しくなるぞ。力を貸してくれ…」
傍らにたつ二人に声をかける。
「は、はいぃ!」
張飛が上ずった情けない声で返事をする。
「どうした?張飛。変な声を上げて……」
陶謙の死因を知った張飛はあの桃園でのことを思い出し、恐怖で体の震えが止まらなかった。
一方、関羽は誰にも聞こえないようなほどの小さな声で、
「うらやましい……」
と陶謙の尻を見ながら呟いた。