222 名前: 無名武将@お腹せっぷく [sage] 投稿日: 2007/01/05(金) 12:32:31

華佗と獄卒とその妻

華佗は曹操の逆鱗に触れ投獄されていた。
獄卒「華佗さん、ほれ飯と酒だ」
華佗「すまんのお。名医と呼ばれたこのわしも捕らえられてはただの老人じゃ」
獄卒「そんなこというなって。曹操様だって今は頭に血が上ってるけどそのうち釈放されるって」
華佗「いや、わしはもう終わりじゃ。せめて死ぬ前にもう一度尻を掘りたかった」
獄卒「そんなら俺の尻を掘るかい?」
華佗「なぬっ!いいのか?」
獄卒「いいっていいって、どうせおれは毎夜かみさんのこけしに掘られてんだ。
   これも縁だ。名医に掘られるってのも悪くねえ」
獄卒は服を脱いで尻を出した。
華佗「ウホッ!獄卒にしておくにはもったいないお尻、ふんふんっ!」
獄卒「アーッ!老人とは思えないこの動き」
華佗は掘り納めとばかりに思う存分掘った。
華佗「わしは満足じゃ。もうこれで思い残すことはない。そうじゃこれをやろう」
華佗は一冊の本を懐から取り出した。
華佗「これは『性嚢書』といってわしの房中術、さらに治療と称して尻を掘る方法、
   ついでに医術にも触れておる。わしのすべてじゃ。これをおぬしにやろう」
獄卒「いいのかい?俺みたいな獄卒に」
華佗「いいんじゃ、いいんじゃ」

223 名前: 無名武将@お腹せっぷく [sage] 投稿日: 2007/01/05(金) 12:33:35

続き

その後、華佗は処刑されてしまったが獄卒は家に『性嚢書』を隠した。
獄卒「これで俺も掘り放題の人生を歩めるかな」
しかし獄卒の留守中にそれを妻が見つけてしまった。
獄卒の妻「これは災いの元だわ。でも房中術は残しておきましょう」
妻は房中術の項を残して燃やしてしまった。獄卒は帰ってきて隠し場所を見るなり、
獄卒「『性嚢書』を燃やしてしまったのか。なんてことをするんだ」
獄卒の妻「これでいいんです。あんなものを持っていたらまともな死に方はできません」
その夜
獄卒「アーッ!今日の攻めは一段と激しい」
獄卒の妻「ふんふんっ!(さすが華佗様の房中術)このオス豚め!」
獄卒「ひいぃっ!私はあなた様のオス豚です」
こうして『性嚢書』は獄卒夫婦の夜の営みを一段と激しくしただけで
後世に伝えられることはなかったのであった。