84 名前:無名武将@お腹せっぷく [sage] 投稿日:2006/05/05(金) 14:22:26
曹操の危機

呂布と陳留で戦うも、陳宮の策に掛かり絶体絶命の危機に陥る曹操。
部下ともはぐれ、単騎で逃げる曹操に呂布軍が次々と竿矢兵を射るのであった・・・

曹操に向かって次々と放たれる竿矢兵。
それを必死で切り払う曹操。
曹操「最後だ・・・!だれぞ余を助けるものはおらぬか!?」

・・・その時遥か彼方で「おうッ!」という声が聞こえた気がした・・・
遥か彼方より全身朱に染まり、焔かと見まごうばかりの騎兵が駆けてきたのであった・・・

近づくにつれてそれが間違いであったことに気づく曹操。
近づいてきた騎兵は腰は無論、両腕、更に頭と乗ってる馬の股間にも敵兵を刺している全身竿かと見まごうばかりの騎兵だったのである。

典偉「殿ーーー!」
曹操「悪来!!」
それは最近曹操の懐刀の典偉であった。
典偉「殿、しばらく馬の下に隠れ、矢をお避けください!」
そういうと曹操を庇う様に仁王立ちする典偉。

典偉「貴様らのようなフニャチンがこの悪来様にささるかよ!」
竿矢兵「な、なんだとー!この野郎、俺の鉄竿で泣かしてやる!フンッ!」
典偉「・・・やはりフニャだな・・・情けない・・・フンッ!」
竿矢兵「ぎ、ぎゃぁぁぁぁっ!さ、竿が折れた!?」

続く

85 名前:無名武将@お腹せっぷく [sage] 投稿日:2006/05/05(金) 14:23:10
そう、典偉の必殺竿折りである。典偉は掘るだけではなく「受け」にも卓越した技術を持っていたのである。
曹操に召抱えられた時も
「尻に特大こけしを刺したまま自由に自分の竿を立てて掘る事ができます。」
と自分を売り込んだのである。
曹操は「そんなまさか・・・」と信じなかったが、
「ご覧に入れましょう」と目の前で自分の尻にこけしを突き刺したまま、夏候惇を堀まくった典偉を見て驚愕することになった。
「まさに悪来・・・」そう呟いた曹操の言葉より典偉は悪来と呼ばれるようになったのである。

さて、次々と竿を折られる同僚を見て竿矢兵は皆萎えてしまった。
典偉「へ、フニャチン野郎どもが!」
敵をあらかた萎えさせた典偉は、曹操と共に退路を求めて逃げ出した。

典偉「なんだ、まだ追ってくる奴がいるな・・・少し驚かしてやるか!」
そう言うと曹操を茂みによつんばにさせる典偉。
曹操「悪来・・・?」
典偉「殿はここに隠れておいてください。わたくしめが少し敵を驚かせて見ます。
   しかし万が一とは言え殿が掘り取られては大変。拙者がしっかりお守りするのでご安心を・・・」
曹操「それは頼もしいなぁぁぁぁっぁぁぁッ!?」
典偉「殿の穴は拙者がしっかり蓋といたしまする!心配しなくても動かないから大丈夫!」
曹操(ガクガクガクガクガクガクガクッ!)
典偉の余りの大きさに泡を噴く曹操。まったく気づかない典偉。
典偉「もー殿ったらそんなにおびえて震えなくてもいいのに〜。大丈夫ですって☆
   さて・・・おい、兵卒!」
味方の兵に呼びかける典偉。
典偉「わしはここで尻を放り出すから、敵がねじ込んできたら合図をしろ!いいな!」
兵卒「はっ!了解しました。」
そう言うと典偉は茂みから尻を放り出してじっとしていた・・・

                     続く

86 名前:無名武将@お腹せっぷく [sage] 投稿日:2006/05/05(金) 14:24:12
呂布軍の兵士長「うほっ!落ち武者か!?それにしてはいい尻だ・・・!せっかくだからみんなで掘ろうかの!」
呂布軍の兵士壱「まずはわしから!」
兵卒「入りましたー!」
典偉「フンッ!フニャチンが!」
ボキィ!
呂布軍の兵士壱「あああああああッ!?アッー!?」
呂布軍の兵士弐「ど、どうした!?この尻か!?この尻が悪いのか!?わしがお仕置きをしてくれる!」
兵卒「入りましたー!」
典偉「そーりゃ!」
グシャァ!
呂布軍の兵士弐「ああああ!?だ、誰か華陀先生を呼んで来てーーーーッ!!!!」
呂布軍の兵士参「この悪尻めが!わしが成敗してくれる!」
兵卒「入りましたー!」
典偉「懲りない奴らじゃな!ほれ!」
ベッキー!
呂布軍の兵士参「アワワワワワ、合わせ味噌!?誰か添え木をしてくれーーー!」
呂布軍の兵士四「なんたる尻が、わしが(ry」
兵卒「入りましたー!」
典偉「(ry」

こうして10人ほどの呂布軍の兵士の竿をへし折ると、呂布軍の兵士は皆怯え、逃げ去ったのであった。
典偉「ちょろいもんよ!」
こうして泡を吹いて気絶している曹操を抱いて、典偉は逃げていったのである。

                           続く

87 名前:無名武将@お腹せっぷく [] 投稿日:2006/05/05(金) 14:25:00
曹操「う、う〜ん・・・」
典偉「お、殿気づきましたか。」
曹操「わしは助かったのか・・・?」
典偉「満天の星が見えましょう」
曹操「見える・・・」
典偉「お命は確かです。お怪我も軽いもんですから大丈夫ですよ。」
曹操「そうか・・・助かったか・・・」
そう言うと安心したのか、忘れていた尻の穴が疼き始め、苦しむ曹操であった・・・

曹操「分かる人には分かると思うけど、書き出しの部分のシーンと、このシーン、原作ではまったく別のシーンだよね・・・」
典偉「黙ってれば気づきませんよ。」



兵卒「ところで典偉様、あんた自分の尻に竿が入って来るのが感知できんのか?」
                                



                                              〜完〜