665 :無名武将@お腹せっぷく :2006/10/04(水) 02:23:25 李カクと郭シ 董卓が呂布により誅殺され、天下は治まる…かに思われた。 しかし呂布は姦計に嵌り動きが取れないところに、長安に董卓派の残党であった李カクと郭シが押し寄せ、 あっという間に長安は二人の手に落ちたのであった… 呂布もどうすることができず、いずこへと落ち延び完全に長安は旧董卓派のものとなったのであった。 馬騰が討伐に乗り出すも大敗し、韓遂もあわや殺されそうになるところを 「あ、今日下痢して尻拭いてない…」と相手に偽ってようやく命からがら逃げたほどであった。 こうして李カクと郭シの地盤は確固たる物になり、二大巨頭による政治が行われるようになった。 悲しいものは朝廷である…董卓が消えたと思えば、新たな二人に我が物顔で踏みにじられているのである。 ある日献帝と楊彪が二人だけになった時である… 献帝「おお、楊彪よ…見ろ、この朝廷の式微を…毎日毎日李カクと郭シが交互に朕の尻を掘りに来る… これも末世か、心ある者はおらぬのか!?」 涙ながらに語る献帝。 楊彪「おお、帝…恐れながら臣に考えがあります。しばしご辛抱を…」 楊彪は一つの策を胸に秘め、自宅に帰ったのであった。 楊彪「やあ、お前、今日も美しいね〜」 そう言って妻の肩を揉む楊彪。 楊彪の妻「はぁ?何言い出すの?気持ち悪い…」 楊彪「実は頼みごとがあってな…」 楊彪の妻「ろくな事じゃないんでしょ?まあ言ってみてくださいな。」 楊彪「うむ…だがこれは私事ではない。国家の為だ… ……………………ということを上手くできるか?」 楊彪の妻「……分かりました…!やります、やり遂げましょう!」 強い決意の意をその目に宿らせ静かに答える楊彪の妻であった。 続く 666 :無名武将@お腹せっぷく :2006/10/04(水) 02:24:10 続き 数日後… 郭シの妻「あら、これは楊彪様の奥様、ようこそいらっしゃいました。」 郭シの邸宅に訪れる楊彪の妻。 この郭シの妻と言うのがまたとんでもないヤキモチ焼きで有名であった。 さて他愛もない話をしてた二人であったが、突然楊彪の妻が泣き出したのであった。 郭シの妻「あら、どうなさいました?」 楊彪の妻「ごめんなさい…奥様のあどけない顔を見ていると悲しくなりまして… 奥様はご存じないようですが、その…郭シ様は李カクさまの奥様と…その…深い関係に…」 郭シの妻「な、なんですって!?」 楊彪の妻「お、落ち着いてください!男なんてそんなものなんですから…どうかお心を安らかに…」 さてなだめつつ楊彪の妻は帰ったが、郭シの妻の心は荒れ狂っていた。 郭シ(ゆ、許せない…!けどやっぱり私に魅力がないから?私も少しは自分を磨かないと…! 李カク様の奥方には私には無い魅力があるのでしょう…きっと李カクさまが仕込んだのね! 私も李カク様に学ばねば…!) そう思うと車を出させ、李カクの邸宅に出かける郭シの妻であった… 続く 667 :無名武将@お腹せっぷく :2006/10/04(水) 02:24:47 続き 李カク「これはこれは郭シの奥方。一体どうしましたかな?」 郭シの妻「李カク殿!私は女を磨きたい!女としての技術を極めたいのです!」 李カク「え?技術って言うとまさか床の技術…!?そ、それはまずいけど、ちょ、ちょっと燃えるなぁ!」 郭シの妻「という事でご教授願います!」 そう言うとまとっている着物を脱ぎ捨てる郭シの妻! 李カク「おお…!!…………お?」 李カクの視線は郭シの妻の腰にある物体に釘付けになっていた。 郭シの妻の腰には黒光りするこけし、浦上試作機が燦然と輝いていた。 郭シの妻「では、実食!ではなくて実地指導お願いします!」 李カク「げ、げぇ!?これは南国で盛んと言う女性が男の菊を掘る風習か!?」 同様のあまり李カクは全く動けなかった… 郭シの妻「李カク様、私の腰使いを批評くださいね、フンッ!」 李カク「ぎゃ、ぎゃぁぁぁぁっ!?硬い、木彫りはかたいぃいっぃぃいぃっ!?」 郭シの妻「こうですか?フンッ!フンフンッ!」 李カク「痛いッ、痛いッー!後生だから抜いてぇぇぇぇ!」 郭シの妻「なるほどこれがいいんですね、竿がこんなに立派に!」 李カク「さ、さすらないでぇぇぇッ!?」 こうして小一時間後、郭シの妻は帰っていったのであった。 続く 668 :無名武将@お腹せっぷく :2006/10/04(水) 02:26:43 続き さてその晩… 郭シの妻「フンッ!フンフンッ!」 郭シ「ぎ、ギャァァァァァッ!さ、裂けるッー!?」 郭シの邸宅から夜のしじまに悲鳴が響き渡ったのであった。 翌日… 「てめえのとこの嫁は何考えてんだよ!?」 「てめえうちの嫁になに仕込んだんだよ!?」 双方の怒りが爆発し、李カクと郭シは仲違いし、互いに兵を駆り立て戦闘を始めたのであった。 だが双方、郭シの妻に掘られた尻が痛んだ為、及び腰になり戦闘は膠着状態に。 長安は再び戦乱の中に突入していくのであった… 〜完〜 |