42 名前: 無名武将@お腹せっぷく [sage] 投稿日: 2006/03/22(水) 22:35:52 赤壁の戦いのあと、必死で逃げる曹操・・・これは曹操がある山道にさしかかった時の話である・・・ 物見兵「この先は道が二手に分かれており、片方の道からは非常にイカ臭い匂いがしておりました!」 曹操「そうか・・・ではイカ臭い道へ進軍するぞ!」 張遼「殿!?イカ臭いのは伏兵の竿から我慢汁がでてるからするもの!これは兵法の初歩ですぞ!?」 曹操「青い、青すぎるぞ張遼!これは逆なのだ。わざとイカ臭い匂いをさせて、もう片方の道にわしを誘い込もうとする罠なのだ。」 張遼「なるほど!さすがは丞相」 そうして件の道に差し掛かった時である。 「ジャーンジャーンジャーン」 曹操「げぇ、関羽!?」 そう、伏兵と共に現れたのは髭を隠すかのように竿をそそり立たせた関羽だった。 関羽「くっくっく・・・とうとう、とうとう曹操殿の尻を掘ることができますな!!!」 そう言って舌なめずりをする関羽。 関羽「以前お世話になった時から曹操殿のお尻が気になってました!まずは先っちょからお願いします!」 曹操「も、もうダメだ・・・」 曹操の部下達の大半は全身ガビガビ、あまりの臭いで竿が立たぬものが大半であった・・・ 曹操「こ、これでは戦っては負けだ・・・関羽殿、ここは見逃してくれぃ!!!」 関羽「何を馬鹿なことを・・・はっ!?」 43 :無名武将@お腹せっぷく :2006/03/22(水) 22:36:25 関羽の前には曹操のために尻を放り出し、関羽のために突き出している曹操軍の兵達の姿があった・・・ 関羽「うほッ!これは掘り放題じゃ!曹操殿の尻は最後にとっておいて・・・どれから掘ろうかのぉ・・・」 蜀兵1「将軍ー!自分だけずるいっす!俺達も掘りたいよーー!!」 蜀兵2「そうだそうだー!髭が長いからってずるいんだよっ!」 関羽「しょうがないな・・・わしが掘った後で存分に・・・」 蜀兵3「それじゃダメなんだよ!!あんたは曹操の尻が掘れるんだから、俺達には雑兵の尻くらい好きなのを掘らさせろよ!」 関羽「なんちゅー我が侭な奴らじゃ!!・・・まあここで争ってもしょうがない、ここは公平にジャンケンで決めるぞ!」 そういってじゃんけんに夢中になる蜀兵。 テイイク「殿!今のうちに逃げれますぞ!」 曹操「うむ!!」 悲しいかな、関羽たちはじゃんけんに夢中であった。また一度に数百人がじゃんけんしたため、まったく勝負が付かなかったのである。 「多いもの勝ち」や小グループに分け、勝ち抜き方式にするなど、すぐに勝負がつく形式にしていれば曹操の命運はここに尽きていたであろう・・・ やがて関羽が気づいた時には曹操軍は皆逃げ去っていた。 44 :無名武将@お腹せっぷく :2006/03/22(水) 22:37:16 孔明「おおーーー関羽殿、曹操を掘れたでしょ?ばっちり来たでしょ?」 関羽「いや、その・・・掘れませんでした・・・」 孔明「は?・・・は?」 関羽「その・・・まあいろいろありまして・・・」 孔明「・・・なんたる不手際!!それでも将軍の座に着く者か!?軍法に照らして罰してくれる!!」 そう言うと関羽に飛び掛る孔明。 孔明「行くぞ!このダメ将軍め!」 関羽「ち、ちが・・・ぎ、ぎやぁぁぁぁッ!?」 孔明「ほれほれ!いくら殿の義兄弟でも手加減せぬ!このストレィッツォ容赦せぬ!」 関羽「痛いッ痛いッー!兄者助けてぇぇ!」 孔明「そう痛がるな、ほれほれ」 関羽「う、羽扇でこちょばさないでぇぇぇッ!そんな使い方するものだったの!?」 攻められる関羽。それを見て関羽ほどの者でもあのように激しく罰せられると皆が思い、気を引き締めた。 劉備(ああ・・・関羽・・・あのように攻められて・・・うほっ!) 傍らの張飛をみつめる劉備・・・ 劉備「張飛・・・ひさびさにや ら な い か?」 張飛「はいはい、アホなこと言ってないで次の一手考えようね?」 関羽「さけるぅぅぅぅぅッ!?」 〜完〜 |