305 名前:無名武将@お腹せっぷく [] 投稿日:2006/07/17(月) 07:28:20
曹操と曹洪

反董卓連合の盟主、袁紹と決別し単独董卓軍の追撃を行う曹操。
だがそれは全て李儒の好餌となるのであった…

ジャーンジャーンジャーン
曹操「ゲェ!伏兵!?」
董卓軍「ウホッ!」

曹操軍壱「ギャァァァァッ!?裂ける、裂けるぅっ!?」
曹操軍弐「抜いて、後生だからぬいてぇ〜!」
曹操軍参「さ、さすらないでぇッ!!!」

あちこちで聞こえてくるのは曹操軍の悲鳴と董卓軍の「ウホッ!」ばかり。
曹操「しまった、敵の策にはまったか!?皆撤退するぞ!」

慌てて撤退するものの、味方の兵の大半を掘り散らされ、ただ単騎で落ち延びる曹操…
董卓軍「曹操を捕らえろ!あの尻を董卓様はご所望だ!」
多くの追手が曹操を狙う!
曹操「つ、捕まるわけにはいかん!ウホッ!なんかされてたまるか!」
だが焦りすぎたせいだろうか…曹操の愛馬が石につまずき、転倒してしまった!
曹操「な、何!?」
落馬し、したたかに体を打つ曹操…
董卓軍「ウホホホ!今じゃ皆のもの曹操に群がれー!ついでにつまみ食いしちまおうぜ!」
曹操「ひぇぇぇ!?」

続く

306 名前:無名武将@お腹せっぷく [] 投稿日:2006/07/17(月) 07:29:40
続き

その時である。
「待て待て待てぇ〜い!狼藉はわしが許さんぞ!」
単騎駆けて来た武者が居た。
「曹操の弟、豪傑曹洪をお前達は知っておるか!?その尻に刻み込んでやるわ!」
董卓軍「あ〜ん?なんだあの馬鹿は!?」
曹洪「俺はケチだからお前ら雑兵の尻も残さず全部食っちまうんだぜ!」

曹洪の武勇は素晴らしかった…
董卓軍壱「あひぃー!?入ってきたぁ!?」
董卓軍弐「う、動かないでぇー!」
董卓軍参「み、見逃してぇー!雑兵の尻を掘っても仕方ないでしょ!?」
曹洪「ウホッ!言ったろ、俺はケチな男だからどんな尻でも残さずいただいちまうんだぜ!」
董卓軍参「ぎゃぁぁぁぁッ!?」

こうして董卓軍を堀り散らし、曹操を救出する曹洪。
曹洪「無事ですか、兄上!?」
曹操「おお、曹洪、助かった…」

続く

307 名前:無名武将@お腹せっぷく [] 投稿日:2006/07/17(月) 07:31:06
続き

こうしてその場から逃げ出す二人。その行く手には濁流溢れる川が待ち構えていた。
曹操「…ダメだ、弟よ。俺は落馬の際に体を痛めて満足に泳げん…お前一人で逃げてくれ。俺はここで自害する。」
曹洪「なんと情けない!この乱世には曹洪は必要とされていませんが、あなた様は必要とされています!
   たとえこの身がどうなろうとも、必ず兄上をお救いします!」
曹操「曹洪…」
曹洪「この濁流ですが、兄上を抱えては確かに泳ぎにくいので、我が竿で…」
曹操「あ、やっぱり自害するから。介錯頼むわ。」
曹洪「何をおっしゃるんですか!?だから乱世は曹洪を必要としてませんが…」
曹操「嫌だぁぁぁ!何か嫌な予感がしたもの!死んだ方がマシだぁ!」
曹洪「最後まで聞いてください!兄上と私を我が竿と兄上の尻で一つとし、我が両手で濁流を泳ぎきります!」
曹操「やっぱりぃぃぃ!俺はここで自害するぞ!後は頼んだ、曹洪!」
曹洪「えーい分からず屋!乱世を生き抜くのが兄上の義務!ここは従ってください!」
曹操「やだやだやだー!掘られるのは嫌じゃー!」
じたばた抵抗する曹操。だが所詮手負い、武芸達者な曹洪にあっという間に組み敷かれるのであった。
曹洪「ではいきますぞ、フンッ!」
曹操「いやぁぁぁぁぁぁっ!?何か入ってきたぁ!?」
曹洪「フンッ!フンフンッ!」
曹操「ギャァァァ!?なんで動くのッ!?」
曹洪「あ、つい癖で…申し訳ないw では一泳ぎするとするか!」
こうして一つになった二人は川に飛び込むのであった。


続く                    

308 名前:無名武将@お腹せっぷく [] 投稿日:2006/07/17(月) 07:32:00
続き

曹洪「フンッ!フンフンッ!」
曹操「痛いッー!痛いぃッーー!」
曹洪「なかなか岸に辿り着かんな…フンッ!フンフンッ!!」
曹操「さ、裂けるぅ!?う、動かないでぇッー!!」
曹洪「動かないと泳げませんよ、フンフンフンフン!」
曹操「ひぃぃぃぃぃっ!?アッーーーー!」

こうしてなんとか岸に辿り着き、自軍の保護された二人。
なんとか一命を取り留めたものの、瀕死の重態に陥る曹操であった。

曹操の命が助かったと知って男泣きする一同。
それを見て曹操は「尻を掘られるくらいなんだろう、わしがあそこで自害してたら皆嘆き悲しんでいただろう…
もっと我が命を大事にする。皆の者すまん!」と誓い、曹洪を不問に付すばかりか、重い恩賞を与えた。

その日の晩…
夏侯惇「と、殿の尻はどんな具合だった?」
夏侯淵「詳しく教えてくれよ!」
楽進「う、うらやましい…」
曹洪の幕舎に集まり、猥談に花を咲かす諸将姿があった…

曹洪「いや〜、絶品だったよ!役得役得☆」

                    〜完〜