217 :無名武将@お腹せっぷく :2006/07/01(土) 16:28:07
典偉と許猪

曹操が汝南の黄巾残党を討伐していた時の話である…
典偉「待て待て待てー!その首を置いていけー!」
賊の対象、何儀を追っていた。
その時である。
???「ほれ、賊の大将何儀、覚悟しろ!フンッ!!」
何儀「ギャァァッ!尻が裂けるぅッ!?」
突如現れた大男が何儀を掘り取ったのである。
典偉「き、貴様!我が手柄、我が楽しみを!何儀の尻を楽しみにここまで来てたのに!!」
???「知らんがな。何儀の尻はお前のものに非ず。戦においては早い者勝ちではないのか?」
典偉「むむむ…!まあ良い!何儀を渡してもらおうか。我が主君曹操様に引き渡せば
   恩賞を与えてくださるだろう。」
???「手柄を横取りしようってか?直接わしが官庁に届ける。曹操なんか知らんな!」
典偉「き、貴様!!何者だ!名を名乗れ!ここの豪族か!?」
許猪「わしは姓は許、名は猪、字は仲康。この大地と共に生きるものだ!」
典偉「…という事は貴様農民か…?農民ごときが何を言うか!何儀をよこさぬと言うなら
   力づくで頂くまでよ!」
許猪「面白い!お主の尻もついでに頂くとするか!」
ここでついに竜虎まみえる事になったのである。
典偉「こい、このクソ農夫!」
許猪「ふん!農民を舐めるなよ!隙だらけだぜ、武士さんよ!」
典偉(馬鹿め…隙はわざとよ。まずは貴様の竿をへし折ってからたっぷり尻を可愛がってやる)

そう、典偉は攻めだけではなく受けにも卓越した技術を持っているのである。
その尻の激しい締め付けの前では、どの竿もへし折れる事必定。
またどのような極太を受け入れても決してよがったりしないのである。
以前曹操に召し上げられる時に「極太を入れられながら掘る事もできます」と売り込んだのだが、
曹操は「まさか…」と信じなかった。
ならばと典偉は曹操の目の前で極太こけしを尻に入れたまま、夏侯惇を堀まくったという伝説を残していた。
曹操「まさに悪来の如き…」この曹操の呟きから典偉のあだ名は悪来となったのである。
続く


218 :無名武将@お腹せっぷく :2006/07/01(土) 16:28:43
続き
さてそうとは知らずに典偉の尻に竿をねじ込む許猪。
許猪「くらぇい!これが大地の怒り〜!フンッ!」
典偉「ぐはぁ!?これはでかい!!!だが砕けばその大きさも無駄よ!くらえ、ふん!!」

周りの士卒たちはもう勝負あったと思っていた…あわれ許猪の竿は折れ砕けたと…だが!!
許猪「ウホッ!そんなに締め付けるなよ。気持ちいいぞ〜」
典偉「な!?ななな!?こ、こいつ!」
許猪の竿は硬かった。典偉の締め付けに耐えるほどに…
許猪「うほほほ!こんな締め付け初めてじゃわい!これは動いたらさぞ気持ちよいだろうな〜」
典偉「ま、まずい!動かれるとさすがにまずい!うぉぉぉぉぉぉ!!」
許猪「!?な、何!?締め付けがきつ過ぎて動けん!ぴくりとも動かん!」

ここで前例の無い静かな戦いが繰り広げられた。
動こうとするもの、もう一方は動かせまいとするもの…
数時間もしたころ、そろそろ夕飯時だから帰ろうとその日は引き分けという事で分かれたのであった…

さてその様子を一部始終見ていた曹操。
曹操「あれほどの豪傑なら我が手元に置いておきたいものだ!典偉!明日はこのように…」
典偉「はっ!」
典偉に何事か囁き、策を授ける曹操。

まだ続く


219 :無名武将@お腹せっぷく :2006/07/01(土) 16:29:36
さて翌日…
典偉「さあ許猪!昨日の続きをしようぞ!ばっちこーーーい!」
いきなり許猪に向けて尻を突き出しよつんばになる典偉。
続き
許猪「ウホッ!今日こそは動きまくって、貴様の歓喜の悲鳴を聞いてくれる!フンッ!」
典偉「うぉぉぉぉ!?そうはさせじ!」
許猪「クソ!やはり動けん!」
昨日と同じ膠着状態に陥ったとこである。
曹操「許猪!お主ほどの豪傑が野に埋もれるなど勿体無いとは思わんか!」
燦然と曹操が姿を現したのである。
曹操「今は乱世…おぬしのような力が必要なのだ!わしに力を貸してくれ、許猪!」
許猪「…」
曹操「許猪…まずはわしにお主の素性、武勇伝を聞かせてくれんか…?」
やがて口を開く許猪…
許猪「以前の事です、米が無くなってしまったので賊に牛と米との交換を申し出ました…
   牛を賊の砦まで運んできたのですが、どうやっても私について来て賊の砦に入ろうとしない…
   賊も牛を引っ張るのですが、牛の力が強くてまったく敵わない。
   そこで仕方なく私がこの竿で手伝ったのです!
   牛の尻に竿を突き刺し、竿力で牛を斜め上に持ち上げ、そのままバック駅弁スタイルで
   牛を運んだのです。賊は皆驚き、縮み上がって「牛はもう要らん、帰ってくれ!」と言いました。」
曹操「それは凄い…(けど竿力に驚いたのもあるけど、掘られた牛はあんまり欲しくないってのもあるんじゃないか?)」
   ますます我が傘下に入って欲しい!協力してくれ!」
許猪「…分かりました。非才の身ですが協力させていただきます。」
こうして曹操は許猪の説得に成功したのである!

…典偉の尻に許猪の竿が刺さったままで。

典偉「なんかすんごい疎外感があるーーー!」

                     〜完〜