141 :sileepknot ◆r4HwcKQwNE :2006/06/08(木) 16:52:56 墨黒烈尻の計 父馬騰斬首! この報を受けた西涼の錦馬超は怒りに燃え、 馬騰の義兄弟・韓遂とその旗本、一族の馬岱とオマケの庖徳共に 涼州を勃つ。次々と中原の領地を犯す馬超韓遂連合軍に業を煮やした曹操は 遂に自ら出陣し両軍は謂水流域に退陣。一進一退のせめぎ合いを繰り広げるが 戦線は膠着。そこで一計を案じたのが曹操の軍師賈挧であった。 142 :sileepknot ◆r4HwcKQwNE :2006/06/08(木) 17:01:56 曹操:むむむ……忌々しい馬超! 韓遂! あの涼州仕込みのプリッケツが たまらんと言えばたまらんのだが……ハァハァ 賈挧:フフ、ご安心めされい殿、そんなに馬超の尻が掘りたいのでしたら この賈挧に一計がございますぞ! 曹操:ちょっ、マジで?! 教えろよ!(ガバッ) 賈挧:そう言いながら竿を取り出す癖はおよしなされ! 良いですか? 今我々の出城は交代で馬超と韓遂が見張りに着ております。 ……時に殿は昔韓遂と仲が良かったとか。 曹操:ウム。都に居た頃の話だな。よく一晩じゅう互いの尻と竿を 賈挧:詳しくは聞きたくありませんが、とにかく仲が良かったわけです。 そこで韓遂にまずはこのような書状を送るのです。 数日後、韓遂の幕舎にこのような書状が届けられた。 送信者:曹操(caocao@sou-gi.com) 受信者:韓遂(tamago-daisuki@ryohshu.ch) 件 名:何の変哲もないただのメールだYO★ 本 文: やっほ、マジ久しぶり韓遂。覚えてる? 俺だよ俺、曹操! それでさ、最近jtek@がfamfweで@tl;:]じゃん? a]@wl@/なんだけどぉ、^\\p-@.\/@って、p.koくんない? @se423は456oだからさ! 頼んだよ! 韓遂:? ? ……文字化けしててよく読めんのぉ。 そこに現れたのが馬超である。 143 :sileepknot ◆r4HwcKQwNE :2006/06/08(木) 17:08:25 馬超:見回りが終わったわ韓遂殿。 韓遂:おぉ錦、それよりこの書状を見てくれ。 馬超:……? 文字化けしてるわね。 韓遂:だろう? 不思議なんじゃがのぅ。 馬超:……ってェ! メールじゃあるまいし文字化けなんかするわけないでしょ! なによコレ! 明らかにアンタがマズいとこメチャクチャに書き換えたんじゃない! この裏切り者めぇ! 喰らえぃ! 韓遂:おお落ち着け錦、わしは内通なぞしとらん! そ、そうじゃ、次の見張りはわしの番じゃ、その時に機会を見て 曹操を討ち取れば良いっっ! 馬超:……ま、まぁ、パパの義兄弟のアンタだから信じてあげるわよ。 か、勘違いしないでよね?! 別にアンタのことなんて、どーだっていいんだからッ こうして、馬超と韓遂の間に小さな亀裂が走ったのであった。 翌日……。 144 :sileepknot ◆r4HwcKQwNE :2006/06/08(木) 17:15:45 韓遂:良いか錦、陣頭の曹操がおかしな真似をしたら兵卒のカッコをした お主がサクッと掘りとってしまうのじゃ。 馬超:わかったわ。ただアイツと変なことしたらどうなるかわかってるわね?! 曹操:ククク、兵卒コスの馬超もまたウホッじゃわい。 賈挧:え? あ、ホントだ隠れてる。しかしよくわかりますね殿……。 それはそうとして、手はず通り頼みましたよ。 曹操:チッ、ここで馬超を掘れんのは悔しいが仕方あるまい。 おぉーい! かんすーい! 韓遂:む? あれは曹操じゃ。 単身、曹操は馬を引き韓遂を誘った。韓遂も韓遂で、馬超の手前、 馬超の前で曹操を論破して疑惑を晴らす必要があるため躍り出る。 曹操:久しぶりだなァ韓遂、相変わらずか?! 韓遂:お、おゥ、しかし曹操、その股竿は…… 曹操:なァに、久しぶりにお主に会えると思うとナ……。 (あの兵卒の中に馬超が居るのか……ロマンティックが止まらぬわ!) 曹操の股竿からはダラダラと先走りが零れているではないか! 145 :sileepknot ◆r4HwcKQwNE :2006/06/08(木) 17:30:20 馬超:(ちょ、ちょっとちょっと! ナニよアレ! 曹操勃ちっぱじゃない! 不潔! フケツだわ! 庖徳、ちょっと行ってブッた斬って来て!) 庖徳:(お待ちください若! ここからでは何を話してるか分かりませぬ……) 馬超:(あんな股の竿を固くさせて、アレが猥談じゃなかったらなんだって言うのよ!) 曹操:(ウホッ、怒った馬超タソもまたハァハァじゃわい……) 韓遂:確かにおぬしの言う通りじゃ、わしらももう若くないからなぁ…… んん? どうした曹操、うわの空じゃぞ。 曹操:え? あ! あはっ、なんでもないぞー! ここに馬超の韓遂の不仲は決定的なものになってしまった。 皮肉なことに、馬超の美しさが招いた悲劇であった。その夜…… 馬超:韓遂! なによアレは! アンタたちやっぱりデキてたんじゃない! 韓遂:ま、待つのじゃ錦! 誤解じゃ、あれはただの世間話…… 馬超:言い訳は聞きたくないわ! あの曹操の竿が文字通り動かぬ証拠よ! この裏切り者めぇ! 喰らえぃ! 韓遂:あわわ……だ、誰か助けてー! 張横:危ないッ! 韓遂殿……ぎゃあぁあああぁぁぁぁ?! 程銀:は、入ってくるっぅううぅぅぅうううう?!!! 馬超:アンタたち退きなさいよ! ふんっ! ふんふんんっっ! 程銀:い、痛いッー! 見事な竿じゃあー! 146 :sileepknot ◆r4HwcKQwNE :2006/06/08(木) 17:33:28 こうして賈挧の計略により馬超と韓遂の仲は完全にケツ裂。 韓遂は旗本八騎の将数人を討ち取られ自らの竿汁を受け、ほうほうのていで 曹操の軍門に下ったのだった。 曹操:ところで賈挧よ、わしはいつになったら馬超を掘れるのじゃ。 賈挧:ボーっとしてないで今から追撃してください。 完 |