135 :無名武将@お腹せっぷく :2006/06/06(火) 23:22:17 張飛の無念 黄巾の乱に立ち向かうために義勇軍として参加した劉備達、だが官爵をもたない彼らに官軍は冷たかった… 行く当てもなく彷徨う劉備達であった… 劉備「ああ…大志はあれど現実は…なんと悲しき事よ…」 関羽「む?前方で戦闘が行われてるようでございますな」 張飛「どうやら官軍が黄巾のやつらにやられてるようだな、ざまあねえぜ!」 劉備「しかし官軍を見捨てるわけにもいくまいて!皆のもの、我に続け!」 関羽「そーりゃ!ふんふんふんふん!!!」 黄巾兵「そ、反り返ってるっ!?」 張飛「そーりゃ!鬱憤晴らしだ!オラオラオラオラ!」 黄巾兵2「あひぃ!!竿まで酒臭いっ!?」 劉備「そーりゃ!我が王者の竿を喰らえ!」 官兵「ちょwwwww俺は官軍の兵だってえええええええッ!?」 こうして劉備達(主に関羽と張飛)の活躍により官軍は救われるのであった… 董卓「ふぅ…危ういとこであった…突如援軍が助けてくれたようだが、どこの所属の軍だ? 軍団長を呼んで参れ!」 官軍の長である董卓の命で、劉備達は董卓と会う事ができたのであった。 董卓「我が軍の危機をよく救ってくれた!お前達の爵位は一体なんなんだ?」 劉備「我らは義勇軍、無位無官であります…」 董卓「無位無官…?フンッ!竿授も無い者達であったか!ま、おって沙汰があるだろ、下がれ。」 そう言うと汚らわしいものから一刻も離れるようにその場を去る董卓であった… 続く 136 :無名武将@お腹せっぷく :2006/06/06(火) 23:22:52 続き 張飛「ムムム…!!!あの野郎…!」 劉備「!?翼徳、何をするつもりだ!?」 張飛「知れた事よ!あの野郎に竿授が無くても、尻は掘り取れるという事を俺の竿であいつの尻に教えてやるのよ!」 劉備「ば、馬鹿な事はやめよ!董卓は卑しくも官軍の軍団長!狼藉を働くな!」 張飛「止めてくれるな兄じゃ!」 劉備「雲長!翼徳を止めてくれ!」 関羽「翼徳、落ち着くのだ!」 そう言うと後ろから羽交い絞めに張飛を羽交い絞めにする関羽 張飛「放してくれ、放してくれー!!!たとえ報いが無くても構いやしねぇ! だがあいつのあの見下した態度が許せねぇ!官爵がなんだ!官爵がないと人間じゃねえのかよ!!!」 関羽「落ち着け、落ち着けと言うとろうに…しょうがないな、フンッ!」 張飛「ギャァァァァァッ!?なんか入ってきたぁ!?」 暴れる張飛に手を焼いた関羽は張飛竿を突き入れて落ち着かせたのであった。 その横で目を黙然と閉じ、物思いに耽る劉備… 劉備「翼徳の言う事も分かる…なんと虚しき我らの身の上よ…」 張飛「痛いッ、痛いッー!」 劉備「分かるぞ、翼徳、その痛み…わしも兵達の事を思うと心が張り裂けそうじゃ…」 張飛「ひぃぃぃぃぃっ!」 劉備「翼徳よ…お前も悲しいか!大義の為に泣いているのか!!」 張飛「ち、違うぅ!!裂ける、裂けるのよ!?いい加減気付いて!」 劉備「…わしの心も張り裂けそうじゃ…」 こうして関羽の活躍により、董卓の尻および、劉備達の命は助かったのであった。 だがもしこの時張飛が董卓を掘り取っていたら…その後の漢の運命は変わったのであったろうか? 〜綺麗に完〜 |