128 :無名武将@お腹せっぷく :2006/06/02(金) 21:37:46
ハン城の攻防

関羽の猛攻に心身ともに疲れ果てた曹仁。
更に水攻めで菊に次々と水をたんまり入れられる味方を見て皆士気を失うのであった…
曹仁「もうあかん…これもうあかんでー!みんな菊から水を入れられてポンポン痛い痛いになってまう!」
満寵「な、なにを中途半端な関西弁使ってますねん!ってうつってしまった!
   あなたは卑しくも魏王の従弟でありましょう!そんな意気でどうします!ついでにハン城のハンくらい感じで書けなかったんですか!?」
曹仁「いや、ハンで変換してもでてこないから面倒臭くてな…ってそうじゃない、見ろ、水攻めされすぎてみんなトイレから離れられん!
   援軍もトイレに引き篭もりっぱなしだし、もうここは孤立無援…城が落ちるのも問題じゃよ…」
満寵「情けない!たとえ援軍がなくてもまだまだ兵は多くいます!このハン城の防備とてまだまだ堅固!
   ただ問題があるとするなら曹仁さま、将たるあなたの意気です!将がそんなことで部下がついてきますか!?」
曹仁「…そうだ…そうだな…わしがどうかしていた!皆を集めてくれ!」

こうして城内の兵士達が一箇所に集められ、その前に曹仁は立つのであった。

続く


129 :無名武将@お腹せっぷく :2006/06/02(金) 21:38:21
曹仁「皆聞いてくれ!関羽の軍は迫っているもののまだまだ我が城は健在だ!だが、それもみなの士気があってこそ!
   もし退却しようなどと思っては行かん!まだまだここは無事であることを皆に示す!」
そういうといつも曹仁が愛用している白馬を部下にひかせてきた。

曹仁「まずはわし自身を戒める!皆決して心を挫くでないぞ!弱き心は今ここで捨てるのだ!」
そう言うと白馬に向かって尻を突き出す曹仁。
曹仁「さあばっちこーい!」
白馬「ヒヒーーーン!!!」
曹仁「む、むぉぉぉぉぉ!?入ってくるぅぅぅっ!?」
白馬「ヒン!ヒンヒン!」
曹仁「痛い、痛いッー!う、馬並みはきついーーーッ!」
白馬「ぶるるるるっ!」
曹仁「あひぃぃぃぃっ!」

皆曹仁がショック死するではないかとひやひやしながら見ていた。

曹仁「ぐぉぉぉぉぉっ!?だがこの程度でこの曹仁は堀りとれんて!」
そう吼えると曹仁は素早く自分の菊から馬の竿を抜き、白馬の後ろに回った。
曹仁「喰らえ!これが曹仁が力だ!!!」
白馬「ぎ、ギャァァァァアァッ!!!」
曹仁「馬の癖に人語を叫ぶとは面妖な!成敗してくれる!!」
白馬「ひ、ひひーーーーーーーん!!!(死亡」

曹仁「皆、見ていたか!?いかに関羽が豪傑とて馬以上の竿を持っているのか?この曹仁は馬に掘られても無事である!」

「うぉぉぉぉぉ!曹仁!曹仁!!曹仁!!!曹仁!!!!」

こうして否応無しにハン城の士気は上がるのであった。